1.確実性
刺青除去の方法は主に下記の3つの施術があり、刺青やタトゥーの大きさや深さなどによって治療法は異なります。このページでは、それぞれの除去法について簡単にまとめてみました。
タトゥー除去で後悔しない為に、施術の確実性についても理解しておきましょう。
レーザー除去
黒や茶色に反応するレーザー機器を使って刺青を徐々に薄くしていく除去法で、多くの美容クリニックや刺青除去専門店がメインに行っています。
レーザーが黒の染料に当たると強い熱が発生し、色素が破壊されます。焼かれて粉砕された染料は、少しずつ体外に排出されていくので、レーザーを照射した後は少しずつタトゥーの色が落ちていきます。
基本的には2~3か月に1回の間隔で3~10回ほどレーザーを当てる必要があります。
墨一色の刺青や黒っぽい茶色などのタトゥーに向いた方法であり、黄色や緑などの色だとレーザーでは消しきれない可能性が高いとされています。
切除術
名前の通り、タトゥーや刺青が入った部分の皮膚を切りとり、周囲の皮膚を集めて縫い合わせる手法で、適応さえあれば完全に刺青を除去できます。
術後の患部の赤味は3~6か月程度で取れ、徐々に目立たない程度になります。
比較的小さな刺青・タトゥーを除去するのに向いている方法ですが、広範囲のタトゥーの場合でも数回の手術に分けて切除を行うことが可能です。
確実に刺青が消えるので利用者も多い方法ですが、注意点は傷が残るということです。どうしても皮膚を縫い合わせた時の傷が残るため、いかに皮膚の切り取りを小さくし傷跡を最小限にできるかがポイントになります。
手術後7日~14日目に抜糸が必要となります。
植皮術
タトゥー部分の皮膚をはがして、健常な皮膚部分から採取した皮膚を移植するという手術です。
火傷の治療でも用いられる方法で、切除術の適応外になる程の広範囲にわたるタトゥーの除去、就職などを控えて急いでタトゥー・刺青を除去する必要がある場合に適しています。
移植の仕方や、どこの皮膚を移植元とするかは人によって異なるようです。
広範囲のタトゥーや刺青も、日帰り手術が可能ですが、術後2日間は安静を心がけたほうが良いので、仕事のある人はスケジュールを調整して休暇を取っておくのがおすすめ。
植皮術では5~7日後に皮膚の生着を確認します。技術の必要な手術なので、実績のある医師、アフターケアが万全である医院を選ぶことが大切です。
★植皮術ができる医師は数少ないと言われていますが、切除法では適応外になってしまう広範囲の刺青でも除去できるので、レーザーや切除ができないと医師に言われてしまった方は、当サイトのクリニック比較もご参考にして植皮術を行っている病院を探してみて下さい。諦めるのはまだ早いですよ!